’16 南陽市のラーメン課プロジェクトが、日刊スポーツに載りました。

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南陽市が28年度より取り組む「ラーメン課プロジェクト」が、日刊スポーツに載りました。


【地域おこしへびっくりアイデア】
 山形県南陽市が「ラーメン課」をスタートさせた。正式には「南陽市役所ラーメン課R&Rプロジェクト」。R&Rは「ラーメン&レボリューション」(ラーメン革命)の略で目指すはラーメンを通じた革新的な地域おこしだ。人口当たりのラーメン店舗数全国1位のラーメン県・山形の中でもラーメン店が多く「どの店も自慢できるほどうまい」という南陽市にラーメンを食べに出掛けた。
【中高生アンケート】
 そもそもは市の総合戦略のため、中高生を対象に行ったアンケートがきっかけだった。「市外・県外の人に教えてあげたい食べ物・名物を尋ねたところ、特産のブドウ、サクランボや芋煮とともにラーメンが挙がった。若手の職員と市民で未来戦略チームをつくり、「市の強み」を論議したときも、1093年開湯の赤湯温泉、日本三熊野の1つ、熊野大社と並んで挙がったのはラーメンだった。
 山形はラーメン県として知られる。人口10万人あたりの店舗数は70.92軒で、2位の栃木(51.86軒)に大差をつけ、全国平均(27.71軒)の2.5倍以上。都道府県庁所在地、政令指定都市を対象とした総務省家計調査でも「1世帯あたりの中華そば支出額(外食)」は山形市が1万5057円で断トツだった。(2位福島市1万1525円)。これまた平均(5764円)の2.5倍以上!
【まずはマップ作成】
 その山形にあって、人口3万2408人の南陽市にはラーメンを出す店が50〜60はあるという。仮に50軒としても10万人当たりに換算すれば、154.2軒。全国平均の5.5倍以上というとんでもない市なのだ。「お客さんが来れば、ラーメンの出前をとります。すしやそばではなく、もてなしはラーメンです」(みらい戦略課・鈴木聡企画調整係長)。
 新横浜ラーメン博物館にも出店している人気店で、南陽市に本店を置く龍上海の佐藤春美社長も「どの店行っても自慢できるくらいうまいよ。店が多いのもそれだけラーメンが好きで、切磋琢磨(せっさたくま)し合ってるってことだね」と話すラーメン王国だ。
 そんな市に生まれた「ラーメン課R&Rプロジェクト」。「全国には「JK課」とか「富士山課」とかありますが、「ラーメン課」はないと思います」(鈴木係長)。市ではラーメン好きの職員の募集を開始し、ゴールデンウィーク明けには市の内外からプロジェクトの参加メンバーを募集する予定だ。
 初年度は各店の特徴を調べ、まずはマップを作成したいとしている。
 南陽市のラーメンの特徴は太い縮れ麺。みそラーメンは辛みそがトッピングされ、客が好みに合わせて溶く店が多い。龍上海の「赤湯からみそラーメン」でおなじみのスタイルだ。
 佐藤社長によると1958年(昭33)の創業当時、中華そばのスープが余ると、みそを入れ、みそ汁にして家族で飲んでいたという。当時11歳の佐藤社長がそこに麺を入れ「父ちゃん、これうまいから食ってみて」と差し出すと、父一美さんは思うところがあったらしい。「せがれがいたずらで作ったものを商品にしたいと思ったのではないのかな。唐辛子やニンニクを入れたり。年寄りや女性や子どもは辛いのはだめだろうと試行錯誤して、辛みそをスープに混ぜずに上にのせた」。
【大雨の平日に行列】
 2年後の60年、誕生したのが「からみそ中華」だ。「札幌ラーメン・どさん子」が東京・両国に1号店をオープンしたのが67年。「サッポロ一番みそラーメン」が販売されたのは68年で、それより早く、南陽市(当時赤湯町)には独自のみそラーメンがあった。
 食材はそのころから変わっていない。煮干し、豚骨、鶏がら、タマネギ、ニンジンのスープ。原点は中華そばだから具はチャーシュー、ナルト、メンマ。山形の赤みそに特徴の唐辛子、ニンニクなどを加えた辛みそ。麺はブームの熟成麺ではなく、佐藤社長の「何でも出来たてが一番うまい」という信念から、その朝、作ったもちもちの多加水麺。龍上海に限らず、南陽市のラーメンの多くはこのスタイルだ。
 龍上海本店は土日には30人の行列ができる。訪ねたのは花嵐と大雨の平日だったが、それでも駐車場には仙台など県外ナンバーの車も並び、7人が列をつくっていた。待つこと20分。麺に盛られた辛みそを溶いて、好みの辛さに調整すれば、あとは一気。5分でスープまで完食した。南陽市の中高生が「市外・県外の人に教えてあげたい食べ物・名物」に挙げたのがよく分かるうまさだった。
【安倍首相も「美味」】
○ 今回は味わえなかったが、南陽市には冬季(12〜3月)限定のオリジナルメニューとして「淡雪ラーメン」がある。酒かすとみそがトッピングされ、「からみそラーメン」と同じようにスープに溶いて味わう。06年に開発され、首都圏からも訪れる人気メニューだ。提供しているのは宮内地区の2店で、うち1つ「まるひろ」には「美しい国 美味の店」と書かれた安倍晋三首相の色紙がある。来店したのは7月で、淡雪ラーメンはなく、つけ麺を食べたそうだ。
[日刊スポーツ]

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南陽市のラーメン課プロジェクトが、日刊スポーツに載りました。南陽市のラーメンおいしいですよ。
Posted by 鈴木 聡 on 2016年4月22日

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